それは冬の時代・・・


携帯電話用の日本語変換ソフトはいろいろあります。

  1. ATOK(ATOK+APOT)、ケータイShoin、Mobile Rupo、Advanced WnnPOBox(ソニエリの元祖予測変換。通常はWnn)などなど・・・。

どれも、変換や操作性に癖があり、ユーザによって好みが分かれるところです。

私はもちろん、ATOKが一番好きです。
推測変換(予測変換)に目が行きがちですが、かな入力では軽視されている通常変換の能力が秀でているのが理由です。
変換能力の高さから、ポケベル入力(ベル打ち)との相性が非常によい所も特筆ものです。
これは、フリップから始まり、ドコモでDの端末を使い続けるようになった理由の一つでもあります。


他の変換(MobileRupo以外)だと、単語レベルの簡単な予測ならばともかく、連文節変換になると、文節の調整や再変換の頻度が上がってしまうので、どぉーしてもストレスになってしまいます。
これも学習次第ですが、辞書に登録されている言葉ばかりを使うわけではないので、特に自分のように変わった言い回しを多用することが多い場合は、純粋な変換能力が高い方が助かるわけです。


それ故、単語レベルの予測以外は問題があるといわれているWnnは大の苦手です。
Advanced Wnnは、簡単な文章の文節区切りも間違え、予測変換でも濁点や大小をしっかり入力しないと候補に挙がってくれないことがあったりします。なので、ドコモでも、最近のパナソニックの端末は候補に全くと言っていいほど挙がりません。

それでも、UnDo等、よいところはあるようですが、また後ほど語る機会があれば・・・。


実際、auポケベル入力使いにとっては、ベル打ちができる機種に絞ると、東芝(T)しか選択できないという冬の時代もあったと言われる程です。
これは、W11Hより後の機種で、日立がベル打ちを見送り、東芝と(大阪)三洋しか搭載されなかったことが原因なようです。
(大阪)三洋は、代々、変換ソフトとしてAdvanced Wnnを載せておりますが、これの評判が悪く、どちらかを選択するとしたら東芝しかなかったわけです。
しかし、今はカシオ日立W42CAもしくはHでこれを復活させたことにより、大分良くなっているようなので、取りあえず一安心。


とはいえ、今はドコモが冬の時代だよ・・・。
未だにD506iD900iから機種変できない難民の皆様をちらほら見かけます。
(あとはごく一部のソニエリユーザか)


せっかく協業しているのですから、両者でいいとこ取りをして、コストダウンばかりでなく、ソフトの完成度さらにを高めてほしいものです。
少なくとも、NやPは搭載しているのですから。


せめて、文字入力システムだけは、三菱に主導権を握らせた方がいい気がします。
セキュリティはやはり富士通に一日の長がありますが、文字入力は、69問題を引き起こしたメーカの一つなので、今ひとつ信用に欠けるものがあります。

2社には(これからは3社になるか?)いろいろと期待しているので、これからも頑張ってほしいところです。