ソニエリとレスポンス

ソニーエリクソン(以下:ソニエリ)といえば、予測変換のPOBoxと、頑なにメモリースティックを採用していることが有名ですが、レスポンスの速さは群を抜いていることでも知られております。

レスポンスが良ければ、画面の切り替えで待たされるようなことは少なく、ストレスもそれ程多くないと思います。
中でも、movaのSOやauのSは、間違いなく速い方だと思います。
ただ、処理速度を上げている(勿論、他の理由もありますが)ため、バッテリーの持ちはそれ程良くないとの話もちらほらと上がってきます。
元々、処理速度と消費電力はトレードオフの関係ですから。
とはいえ、これがわかっていない方も多く見受けられるようです。

実際、比較的処理速度の高いシャープ製やソニエリ製はバッテリーの持ちは良くないと言われることが多いようです(特に前者。後者は機種にもよる)。
また、ドコモの902i以降のSHやSO機種は、時々、動作が不安定になるといいます。
普段はそれなりに速いのですが、画面の切り替わり等で、もっさりしてくることがあるとか(最悪の場合はフリーズ等のトラブルも・・・)。
何だか、オーバークロックに似たような現象ですね。

反面、レスポンスが悪いと言われている富士通製(あとは東芝も?)は、バッテリーの持ちが良いと言われ、速度も全体的に遅く感じ、人によっては慣れることもあるようです。
好意的に捉えれば、比較的、安定性や信頼性があるとも言えます。
(もう少しレスポンスをよくしてほしいのは確かですが)
F,D,SHは、SH-Mobile Gのプロセッサを搭載予定との話(報道より)もあるので、これが903iに搭載されたら・・・と思うと、少しは期待したいところです。
あれ、シャープと協業しているソニエリは?


結局、速さをとるか、安定性やバッテリーをとるか、メーカによって考え方が異なって来るので、何が最も良いのか、一概に言えない部分もあるようです。
また、ハード性能の向上に伴い、処理速度も上がるのが普通ですが、キャリア側の要求仕様や機能を詰め込むことによるデータ量の増加もあり、上げようとしても、望む速度に到達しないのは難しいところですね。
もっと高性能のチップを! とはいっても、次はコストの問題がありますので、簡単にはいかないようです。


多くのユーザが求めるレスポンスの問題は、当分続きそうです。