[W-ZERO3[es] ][携帯電話]次期W-ZERO3はどんな形がいい?
次のW-ZERO3はしばらく出ないとかいう話があり、少しばかりショックを受けてはおりますが、今度はどういったタイプで出るのだろう・・・とふと考えてしまったりします。
今回は、おそらくこれで出るのではないか?と思われる形状について、携帯電話/スマートフォンでよくあるタイプの特徴をそれぞれ書いてみました。
携帯電話は、ストレートや折りたたみといった形がありますが、人によってはどのような形がいいのかあるとは思います・・・。
前提としては、QWERTYキーボード(フルキーボード)を搭載する可能性が高いため、その前提で話を進めます(該当機種もキーボード搭載機を挙げます)。
ストレート型
世界で最も普及していると思われる、液晶とキーが前面に出ているタイプ。
テンキーのみのスマートフォンも存在する。
・長所
- 液晶やキーボードが前面に出ているため、素早く取り出して情報を確認し易い(折り畳みの様に開くアクションが不要)
- ヒンジや背面液晶が不要なため、コストを最も抑えられる。
- 持ったときの重量バランスは比較的よい(トップヘビーなケースは少ないと思われる)
・短所
- 大型の液晶は載せにくい。載せる場合、全長が長くなる可能性あり(例:W-ZERO3[es])
- 液晶が前面に出ているため、傷が付きやすい→保護シート等の対処が必要
- キーピッチが狭いもしくはキーが小さくなる可能性あり。
- キーも前面にでているため、誤操作を起こしやすく、各種キーロック機能の搭載は必須。
該当機種:Treoシリーズ、BenQ P50、Nokia E61等、多数
フリップ型
基本はストレートだが、ボタン部分をカバーで覆ったタイプ。
2000年代初頭まで、三菱電機製の携帯電話にも採用されていた。
ソニー・エリクソンのスマートフォンのように、普段はテンキー、展開するとフルキーボードになるタイプも存在する。
フリップが上面についている機種もあり。
・長所
- 基本はストレートと同じで、画面が確認し易い。
- 普段はストレートのようにキーが剥き出しになっていないので、持った感じはスマートで、誤操作も比較的少ない(P990等は若干事情が変わる)。
- フリップ部分が下にある場合は、持った時のホールド感がよくなる。
・短所
- ストレート同様、大型の液晶を載せにくい。
- ストレートより厚みが少し増す。
該当機種:
ソニー・エリクソン P990等
ストレート/スライド複合型(テンキー有り)
通常はストレート形状だが、スライドすることにより、フルキーボードが使用可能になるタイプ。
テンキーがあるため、普通の携帯電話のような運用も可能。
・長所
- テンキーを採用した型は、キーボードと使い分けることができるため、操作の幅が広い。そのため、縦/横画面を最も有効に使えるタイプの代表格と言える。
・短所
- キーボードを搭載するため、普通のストレートより厚みは増す。
- 液晶部とキー部分との段差ができる。
- テンキー部のせいで、横画面時は液晶が中心に来ないため、違和感を覚える可能性も。
該当機種:W-ZERO3[es]、HTC Vox等
タッチパネル/スライド複合型(テンキーなし)
通常はPDAによくあるタッチパネルメインの形状だが、スライドすることにより、フルキーボードが使用可能になるタイプ。
国内で発売されたスマートフォンでは最もよく見かけるタイプ。
・長所
- テンキー有りのタイプより大型の液晶を載せやすく、3インチ以上の液晶でも違和感がない。
- 縦/横を使い分けられる。
- 横画面時に液晶が中心寄りになるため、違和感は少ない。
・短所
- やはりストレートより厚みは増す。
- 縦画面時のタッチパネル操作が少々多くなる。
- 液晶部とキー部分との段差ができる。
- 形状を考えると、電話として使うときは少々違和感がある・・・。
該当機種:W-ZERO3(WS003SH,WS004SH)、HTC Hermes系(TyTn,hTc Z,X01HT)等
折り畳み(クラムシェル)型
日本の携帯ではよくあるタイプ。普段は液晶とキーが隠れている。
電話として使うなら縦開きがよいが、キーボード前提ならば横開きといったところ。
普段はストレート携帯のような形をしているタイプも存在する。
・長所
- 大型の液晶は載せやすい。
- 普段、液晶は隠れているため、液晶の保護がし易い。→よく落とす人に最適。
- 画面を除かれたくない場合、物理的に遮断できるので、プライバシー保護もし易い。
- キー部分は最も広くとりやすいと思われる。
・短所
- 場合によっては背面液晶を載せる必要もあり、厚みは最も増す可能性がある。
- 素早い情報確認のためには背面液晶が必要になるが、ない場合、わざわざ開かなければならないため、操作が最も煩雑化する。
- ヒンジ部分にコストがかかる。
- 液晶部分が厚くなると、持った時の重量バランスが悪く、液晶に引っ張られるような感覚になる可能性あり。
該当機種:Nokia 9000シリーズ等
回転二軸ヒンジ型
普段は折り畳み型だが、ストレートやスライド型のように、液晶を前面に出すことができる。携帯では、シャープやカシオ日立で多い形状。
似たようなタイプで、携帯ではP505iSや902T、903T等に代表される爪切り型もある(スマートフォンではこの種が多いと思われる)。
・長所
- 折り畳みのように液晶保護に優れ、ストレートやスライドのように情報確認がし易いという一面を併せ持つ。
・短所
- ヒンジの構造上、薄型化は困難なため、通常の折り畳みより厚みは増す。
- 背面液晶の搭載は、厚み・コスト共に増す→実現の可能性は低い。
- 電話として使うのにはやはり違和感有り(HTC Universalの場合)
該当機種:HTC Universal、T-Mobile MDA IV、Zaurus SLシリーズ(電話機能はない)等
回転型
リボルバータイプとも呼ばれたこともある、液晶部分を180度回転させるタイプ。
スマートフォンで存在するのかは・・・不明。
・長所
- スライド同様、大型の液晶は載せやすい。
・短所
- スライド同様、段差ができる。
該当機種:携帯電話では、SO505i〜SO506iC、A5305Kがあった。
形状は想像しにくい上に、フルキーボードを載せるとなると、どういった形状になるかは不明。
いくつか挙げましたが、海外では、スマートフォンはさまざまな形状のものがあることを改めて思い知った限りです(最後は余計ですが)。
私の場合は・・・というと、ストレート型か、W-ZERO3[es]のようなスライドとの複合型がいいですね。フリップも捨てがたいですが。
もちろん、キーボードは付けてほしいです(ダメならベル打ちをばw)。
ちなみに、私は元々ストレート派で、ベル打ちができるストレート携帯がないことへの憂いから、W-ZERO3[es]を経て、最終的にキーボード搭載のTreo750vに手を出したクチです。
実際はいつ出るかわかりませんが、より多くのユーザが満足できるものが出てほしいですね。