やはり行き着く先はFだった(F-09A購入)

週末、2009年夏モデルのF-09Aを購入しました。
多少の妥協はあれど、今回のモデルの中では唯一ともいえる好印象でした。
以下、手持ちの端末(主にスライド)との比較も混ぜつつ、購入の決め手となったポイントを挙げていきます。

  • スライド+ヨコモーション

過去のエントリでも散々言い散らしておりますが、元々折り畳みは片手で操作が完結できないため、好きではありません。
そのため、使うならストレートかスライドというのが信条であり、予てからFのヨコモーションは使ってみたいと思いました。
前のF-03Aより、デザインも若干よくなっていると感じております。
これでフルフェイスでなければ、さらにポイントが高かったのですが、キーエリア自体は他のフルフェイスよりはマシなので、ヨシとしましょう。
蛇足ですが、キーに段差がなくなり、クリアや電源キーを気にしながら文字入力をする羽目となったため、前より入力速度が落ちてしまっております。
ちなみに、私の入力スタイルは、2タッチ入力両手打ち・ブラインドタッチです(^^;

  • 基本ソフトの素性の良さ

元々D905iを使用していたため、Fソフトについてはある程度なじみがある上に、ショートカットと各種ロック機構については相変わらず群を抜いております。
加えて、NやP伝統のデスクトップ貼り付けのような「待ち受けショートカット」(F906iより搭載の機能)もあり、目当ての機能へさらに素早くアクセスできるのもいいですね。

  • 文字入力

富士通だけは違うぞ」と言えるポイントはここにもあります。
2タッチ・ATOK・Nキーロールオーバ・インライン入力のすべてを揃えているのは、ドコモではFのみです。
キー配置の変更はありますが、細かい部分の改善もされており、UnDoも使いやすくなっております。
地味に、中国語T9も追加されましたね。
この辺は、近いうちに詳細なレビューをしていきたいと思います。
(既にこの機種で練習がてらに下書きしておりますが)

最近の携帯でようやく標準化されてきたBlueToothを、メイン機種で使える日が来たのはうれしい限り。
ワイヤレスだと混雑時にケーブルが抜けるなどのアクシデントがなくなるのがいいですね。

Fも正式に16GBまで対応となりました。
そろそろ2GBでは厳しくなってきたため、容量に余裕ができたのは助かります。

Fも他に遅れたものの、30フレーム補間とドルビーモバイルに対応しておりますが、それよりもD905iのようにCMスキップも可能な点がポイント高かったです。
アンテナが端末の下側(テンキーの下にあるdocomoロゴ付近)という特殊な位置にあるため、使用時には少々神経を遣いますが、感度自体はD905iと比較しても劣っている印象はなかったです。
ただし、P-02AN-04Aといったロッドアンテナを採用した機種と比べると、同じ場所でも(置き方を考慮しても)少々不安定な印象でした。

  • レスポンス

Fはこの点も他に比べて良好な印象でした。
ソフトウェアのチューニングが洗練されてきたこともありますが、メニューの表示もSH-Mobile G3搭載機は前のG2を上回っておりました。
従来の非FLASHのアイコンランチャーを残してくれているのは「解っているよなあ」と思わせてくれます。
文字入力のレスポンスについては言わずもがな。


カラーリング
自分は黒を選びましたが、はじめは白を検討しておりました。
しかし、手に取るや否や、液晶周りのフレームが何となく周りと色のバランスが悪かったので、比較的、色の調和がとれている黒を選びました。
D905iでも感じましたが、iPhone系のきせかえツールとも黒は相性いいですしね。
自分の中ではこれでよかったと思います。


個人的には、買ってよかったと思える端末だと思います。
Fソフト、スライド、ATOKと、自分にとって買いとするポイントが最も多くある上に、全体的にはプラスという評価です。
デザインやトレンドが先行され、基本的な使い勝手が失われる端末が多い中、細かい改善もしていく富士通さんの開発姿勢には敬意を表したいところです。
次は普通のスライドも出してほしいなあ・・・。